MOROHAが刺さる人と刺さらない人の決定的な4つの違い
今年はメジャーデビューもあり、色々と物議を醸していますねMOROHA。
メジャーデビューしても関心が持たれないアーティストって結構いると思うけど、こんなに好き嫌いが分かれるアーティストはそうそういないと思うんですよ。
その熱量に引いちゃう人、結構いるんでしょうね。
そんなわけで、彼らの好き嫌いを分ける要因はどこにあるのか、ファン層の分析から得られた、MOROHAが嫌いな人の特徴4つを挙げていく。
【ブランドを身につけている人】
こういう人は、まずMOROHAハマらないでしょう。負け犬が吠えてるわ、くらいに思うんでしょうね、きっと。
いますよね、身の回りのモノを綺麗にそろえて自分の市場価値の高さ証明するような人。SNSのホーム画像に車の写真とか乗っけちゃう人。トランスフォーマーか、お前は。見てくれの格好良さなんて全然格好良くない。それがMOROHA。
【日々がルーティーンワークじゃない人】
「ネットで1人で起業しました」みたいな人には絶対わからない、MOROHA。そういう次元の方々はきっと、曲聞いて「いや長すぎ。冷静に論理的に話そうぜ。要点をまとめてよろしく。」とか何とかほざくんでしょうね。クソ食らえや。
毎日同じ事の繰り返しで、会社と自宅が自分の全世界。この日々の積み重ねの上に何があるのか?そういう途方もない疑問。何も積み重なっていない日々への悶々とした鬱陶しさ。こういうものを抱えている人は、即刻MOROHA行き、確定。
大人になるに連れて諦めていった何かを、一つずつ拾って見せてくるのが得意だ、MOROHAは。
痛い。
【音楽=エンターテインメントの思想】
この思想がはびこり過ぎている、日本は。
しかしMOROHAの音楽はこの限りではないのだ。彼らの音楽はいつだって媒体であり作品。 メッセージを伝える媒体であり、それを切り取る作品なのである。
だって嫌でしょ、DAISOとかで流れてたら。作品として見に行くのがMOROHA。聞こうと思って、聞きに行くもの。
だからユニバーサルさんやべえよ。CMとして打っちゃってるんだもん。
【住んでいる国がインフレである】
「いや、そもそも他国の人聞かないでしょ、MOROHA。」という斬新な意見は一回置いておこう。
今日本がインフレ状態だったらこの曲はこんなに聞かれてない、絶対に。モノの価値が認識しにくくなっているからこそ、この曲が響くのであって、消費の鬼となっている状態で「MOROHA聞かなきゃ…!」とはならない。絶対だ。
何かが足りないけど、もうそれが何なのかわからない。
何を幸せとして、自分はどうあるべきなのか。そういう、考えてもしょうがない疑問みたいなものに直面させられる、MOROHAを聴いていると。嫌いだ。
けどMOROHAはカッコいい。これは間違いない。
"バカ正直"って言葉があるけど、これ「バカみたいに正直」って意味じゃないと思うんですよ。「正直だからバカ」の方が正しい。
音楽で食っていきたいとか、メジャーリーガーになりたいとか、パイロットになりたいとか、小説家になりたいとか、誰しもそういう夢がありつつ、現実との折り合いをつけて生きている。
その中で、正直すぎるあまり夢の方に振れすぎてしまった人間。それはもうバカだ。正直すぎて、バカだ。だから、MOROHAはカッコいい。
素直に自分の気持ちを信じて行動できる人間。そういう人が羨ましくて妬ましくて、でも結局自分らは「明日から頑張ろう」と思うような人間だから、そんな風にはなれない。
MOROHAを聞いているとキツくなるのは、なんかそんな感じ。